生技のミカタニュース

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設計技術担当者様や生産現場の技術担当者様向けに、機械加工・FA技術・工場施設工事・メンテナンスに関するその時々で旬なコストダウン技術情報を掲載しています。
多くのお客様から「工数やランニングコストの削減につながった!」「こんな便利なものがあったのか!」など、大変好評をいただいております。
728.熱交換器の更新ならお任せください!

※実際の写真ではありません。

お客様から、「熱交換器の更新を考えているんだけど出来る?」とご相談をいただきました。図面をお預かりし、当社で機器選定をし、後日当社パートナーと現地調査にお伺いすることにいたしました。既設の熱交換器はチューブ式でしたが、そこにはこだわっていないとのことでした。
パートナーと現地調査に赴き、まず、先だってお預かりした図面には圧力や流量や温度についての記載がなかったので、仕様書をいただきたい旨をお伝えいたしました。ヒアリングをさせていただいていると、更新したい熱交換器は2台あり、お客様のニーズが<熱交換の効率性>と<メンテナンス性>であることが分かりました。メンテナンス重視であればチューブ式ではなくプレート式の方が良いとご提案し、また、チューブ式は処理温度が0℃近い場合には有効ですが、今回の処理温度は38~40℃なので、安価なプレート式を採用していただくと導入コストもかなり下げられることをご説明し、熱交換器更新に伴う取り外し・取り付けも含めた見積もりをさせていただくことになりました。既設の熱交換器の処分はお客様の方でしていただくことになりました。見積もりと図面を提出後、この話は半年ほど止まりました。
半年後話がまた動きだし、お客様から、「2台同時使用するかも知れないんだけど、その場合、熱交換器の仕様って変わる?」とのご質問。「バルブの数が増えますね」とご回答し、熱交換器のプレートも45枚のものに仕様変更することになりました。 他社は、プレート式ではなく、既設の仕様で(チューブ式で)見積もりを出しているようでした。
その後資材部様から価格交渉のご連絡をいただき、「熱交換器自体は他社の半値なんだけれど、工事費の方をもう少し協力してくれないかな」とのこと。出来る限りのご協力をさせていただき受注いたしました。



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