生産技術ニュース

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設計技術担当者様や生産現場の技術担当者様向けに、機械加工・FA技術・工場施設工事・メンテナンスに関するその時々で旬なコストダウン技術情報を掲載しています。
多くのお客様から「工数やランニングコストの削減につながった!」「こんな便利なものがあったのか!」など、大変好評をいただいております。
031.そのお悩み、オーダーメイドマシンで解決!

※実際の構想ではありません。

先日B社様から、「パーツフィーダーを使ってワークを同じ向きに整列させて供給しているんだけど、ワークの強度が弱くて、振動で欠けが発生して困っているんだ」とのご相談をいただきました。「双腕ロボットを導入して、ワークをピックアップして供給してはどうですか? 同じ向きに正確に供給出来ますし、振動もありませんよ」と申し上げると、「ロボットを使った装置は考えたことがあるんだけど、予算が合わなかったんだ。双腕ロボットを設置するスペースもないしな」とB社様。「では、シリンダーを使って一つずつ供給する装置を設計製作してみてはいかがでしょう? 振動も出ませんし、価格もスペースも抑えることが出来ます」とご提案したところ、「 それが出来れば理想的だけど、一度現場を見に来てよ」とご依頼いただき、即パートナーと同行いたしました。「傾斜を作り、一つずつワークを滑らせ、シリンダーを使ってピンポイントで押し出す機構にすれば、振動を出さずに供給が可能です」というこちらの構想に対して、「でも、ワークは最小φ2だから本当にピンポイントで押し出せるのかなぁ」とのご心配の声。「おっしゃる通り、小さい径のワークはシリンダーだけを使って一つのワークのみを押し出すのは難しいです。そこで私たちは考えました。ワークを一つずつリフトテーブルに乗せる機構にし、そのテーブルを少し上昇させてワークを押し出すのです。それならテーブルに乗ったワークのみを押し出すことが出来るので、小さい径のワークでも確実に一つずつ押し出せます」と私たちの構想の詳細をお伝えすると、「それなら確かに大丈夫そうだね」とご納得いただけました。その後、B社様の予算内で省スペースを図ったオーダーメイドマシンを設計製作し、テスト運転でサイクルタイムを落とすことがないことを実証後、納入させていただきました。B社様からは、「ワークが振動で欠ける事なく、安心して製造出来るようになったよ」とお喜びの声をいただきました。



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