生技のミカタニュース

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設計技術担当者様や生産現場の技術担当者様向けに、機械加工・FA技術・工場施設工事・メンテナンスに関するその時々で旬なコストダウン技術情報を掲載しています。
多くのお客様から「工数やランニングコストの削減につながった!」「こんな便利なものがあったのか!」など、大変好評をいただいております。
027.自動反転機導入で省力化・作業効率アップを実現!

※実際の写真ではありません。

先日、B社様から、「二人で重たい容器をひっくり返して、中に入っている液体をドラム缶に移す現場があるんだけど、作業者が腰を痛めてしまったんだ」とお伺いいたしました。「バランサーを導入してみてはどうですか?」とお伝えしたところ、「数が多すぎるからバランサーで作業すると遅くなるしなぁ」とのご返答。「作業スピードも重要なのですね。どれぐらいの重量なのですか?」との質問には、「20Kgくらいかな」とのこと。「それなら難しいロボット作業ではなく昇降・反転を応用した自動化が良いと思います」とお伝えいたしました。すると、「一度みてもらおうかな」と興味を持っていただき、現場の作業を確認しに弊社パートナーと同行いたしました。<容器を持ち上げる>、<容器を反転させる>、<液体をドラム缶に入れる>という流れだけの自動化よりも、コンベヤも使って、<空の容器を段積みさせる>までを自動化にされてはいかがですか?」とご提案し、「一度構想を教えてよ」とB社様からは期待のお言葉をいただきました。その場で実作業を撮影し、作業工程の確認、確保できるスペースの採寸、タクトタイムなどの情報をヒアリングし、それを基にした構想図をご提出いたしました。「これならかなりの省力化、作業効率のアップになるね」とご評価いただき、受注となりました。B社様からは、「作業者の負担がなくなって、他部署に人手も回せるようにもなって、良いことだらけだよ」とお褒めの言葉をいただきました。



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