生技のミカタニュース

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設計技術担当者様や生産現場の技術担当者様向けに、機械加工・FA技術・工場施設工事・メンテナンスに関するその時々で旬なコストダウン技術情報を掲載しています。
多くのお客様から「工数やランニングコストの削減につながった!」「こんな便利なものがあったのか!」など、大変好評をいただいております。
724.中古のポリッシング装置なら改造までお任せください!

※実際の写真ではありません。

先日、中古のポリッシング装置をA社様から受注しました。半年前に、中古のポリッシング装置を探して欲しいと依頼され、すぐさま実機を確認しに、A社様と当社の中古機械パートナーの倉庫にお伺いしました。A社様はエンギス社製の中古装置を気に入られてお帰りになられましたが、その後、改造費が高くつくことや購入後メーカー対応が一切受けられないことが分かり、ラップマスター社製で検討することになり、再度当社の中古機械パートナーの倉庫に来ていただくことになりました。その際、A社様から、「スラリーが金属に触れてしまうとスラリーを金属汚染させてしまうので、定盤下のスラリー受けに塩ビ製の受けを追加して欲しい」とのご要望をいただきました。A社様には遠方からわざわざ出向いていただいていたので、「ほかになにかご要望はありませんか。出来る出来ないは、見積り時に回答しますので、ぜんぶ出しきってください」と促すと、装置内部にテフロンコーティングした攪拌機付スラリータンクを追加して欲しい旨や、シリンダー可動部にジャバラのカバーを追加して欲しい旨、SUS定盤をセラミック定盤に取り替える旨 、フェーシング装置は使用しないので取り外して動作プログラミングも削除して欲しい旨などのご要望をいただきました。中古機械は現状有姿渡しが原則ですが、当社の中古機械パートナーにはポリッシング装置専門の技術者がいるので、A社様のご要望にひとつひとつ対応していくことが出来ました。内示をいただき改造に着手し、A社様が中間立ち会いに来られた際にも、「スラリーを定盤に注入する配管経路を、上部から定盤の中心に流すように変更して欲しい」とのご要望をいただきました。このご要望にも、定盤の上部にマニホールドを設置し4系統でスラリーを流せる仕様にし、それらの配管系統もケミフィット継手で対応してスラリーを金属汚染させないで欲しいという当初からのご要望にもきちんとお応えしました。 A社様からは、「ほんとうに多くの要望にきちんと応えてくれましたね。おかげで中古の装置なのに、私たちが求めていた仕様にすることができました。ありがとう」とお褒めの言葉をいただくことができました。



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