生技のミカタニュース

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設計技術担当者様や生産現場の技術担当者様向けに、機械加工・FA技術・工場施設工事・メンテナンスに関するその時々で旬なコストダウン技術情報を掲載しています。
多くのお客様から「工数やランニングコストの削減につながった!」「こんな便利なものがあったのか!」など、大変好評をいただいております。
715.電動式テント導入で省力化を実現!

※実際の写真ではありません。

先日B社様から、「出荷場の可動式テントが劣化しているんだけど、修理ってできるもんなのかな? 」とご相談を受けました。「もちろんできますよ。一度見せていただけませんか」とお伝えし、現場調査を行いました。補修部分の写真を撮影し終わった後、「先程テントを手動で引き出されていましたが、1日に何回その作業をされるのですか?」とお聞きしたところ、「トラックへの積み込み時には必ず引き出すから平均3回、多い時は5回だよ」とのこと。1日に3回以上この作業があるのなら、この作業を省略できないかと思い、弊社パートナーに相談したところ、電動式にすれば遠隔操作で出来るということが分かりました。早速電動式にした場合の技術資料を用意し、弊社パートナーと同行いたしました。補修する部位の特定が終わった後、「この前現場調査を行った際、テントの引き出しを手動でされているのを見たのですが、電動式に交換してはどうですか? 」と省力化の提案をいたしました。「確かにそうなれば楽だけど、テントをまるごと交換しなければならないんじゃないの? 」とのご質問。「テントの下地はそのままにしておいて、可動部分だけを電動式にすることが可能です。費用は確かに新品購入価格の3割ほどかかりますが、遠隔操作で開閉出来るので、開閉するたびに二階事務所から下に降りる手間がなくなります」とご説明すると、「どうせ更新するならそれも有りだね」とご評価いただきました。その場で作業工程、工事内容を提示し、後日お見積りを提出、この省力化提案が認められ受注となりました。B社様からは、「毎日何度も行う開閉作業がなくなって、みんなにとても喜ばれているよ」とお褒めの言葉をいただきました。



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