以前、自動車部品の自動外観検査装置を納入させていただいたことのあるお客様から、「前回のワークよりもひと回り大きいワークに対応出来る自動外観検査装置を考えているんだ。また相談に乗ってくれるかな」と声をかけていただきました。
自動機パートナーと同行しヒアリングを行ったところ、①ワークがひと回り大きくなること、②切削液や切粉を除去するエアブローの能力を上げたいこと、が今回の自動機のメインテーマであることが明確になりました。
以前納入させていただいた自動外観検査装置は、広い間口で圧が出る一種類のエアノズルを採用していましたが、今回は、ピンポイントで圧が出る別のタイプも採用したいとご提案いたしました。テストも実施し、いちばん良好な組合わせで仕様を固めました。
また、ワークがかなり大きくなるためカメラで何箇所の寸法を検査するのかについても協議しましたが、これは前回と同じカメラ２台を使用しての１８箇所で問題ないということに決まりました。競合他社よりも価格面で勝り、またお客様の予算内に合わせることも出来、受注出来ました。 機械設計費、表面処理を含む部品費、組み立て調整費、電装費、試運転費、運送費などの諸経費にもご納得いただき、このお客様に当社としては５台目の自動機を納入させていただくことが出来ました。お客様には、「いつもノークレームの君たちに発注したかったんだ。仕様も価格も頑張ってくれてありがとう」と大変ありがたいお言葉をいただくことが出来ました。