生技のミカタニュース

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設計技術担当者様や生産現場の技術担当者様向けに、機械加工・FA技術・工場施設工事・メンテナンスに関するその時々で旬なコストダウン技術情報を掲載しています。
多くのお客様から「工数やランニングコストの削減につながった!」「こんな便利なものがあったのか!」など、大変好評をいただいております。
343.モーターのメンテナンスならお任せください!

※実際の写真ではありません。

先日A社様から、「かご型モーターの音が大きくなってきたから、診にきてくれないかな」とご相談をいただきました。モーターメンテナンスパートナーと同行し、モーターの軸受診断試験を実施いたしました。「ベアリングに傷がついていますね。内輪磨耗が発生していますよ」とお伝えしたところ、「それならモーターを持ち帰ってもらって、分解整備をお願いしたい」とご依頼いただきました。 「分かりました。すぐに引き取りに参りますので、いまから搬出ルートを確認させていただけますか」と申し出、後日4トンユニック車でお引き取りいたしました。モーターメンテナンスパートナーの修理工場で分解整備を実施し、ベアリングの交換はもちろん、ブラケットに摩耗が見られたのでブッシュ加工を行い、固定子や回転子を洗浄し絶縁ワニス処理を施しました。修理工場での回転試験に問題がなかったので、A社様に搬入し据付け。現地で試運転確認をし、無事復旧させることが出来ました。A社様からは、「ありがとう。特急で修理してくれて本当に助かったよ」と感謝の言葉をいただきました。続けて「ほかにも製造年代の古いモーターがあるから、この際、その全てについて軸受診断試験をお願いすることにするよ。1日で何台くらい診れそう?」とのご質問。「1日だと、20〜30台です。ちなみに、1.5kwぐらいのモーターなら、〈危険〉と診断されても、修理されるより新品を買われた方が安いです」と回答すると、「減速機とかサーボモーターも診断出来る?」とまたご質問。「機種によって、出来るものと出来ないものがあります」と回答し、「1台当たりの診断料って幾ら?」とのご質問に対しては、「〈危険〉と診断されたモーターを修理させていただけるなら、無償で軸受診断させていただきます」とお答えいたしました。「そうか。それならお願いすることにするよ」と、A社様には即決で軸受診断をご依頼いただくことが出来ました。



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