先日、Ｂ社様から、「今人の手でワークを並べ替えているんだけど、小さくて数も多いし時間がかかって困っているんだ。どうにかできないかなぁ」というお悩みをお聞きしました。すかさず、「ワークを自動で並べ替える専用装置を作ってはどうでしょう」と述べたところ、「ワーク自体が小さいし、大きさも４種類あるし、難しいんじゃない？」とＢ社様。「吸着パットを使えば大きさを問わずピックアップできますよ」とお伝えしたところ、「一度構想を教えてよ」と興味を持っていただきました。早速パートナー様と同行し、並べ替えのスピード、作業環境等をヒアリングし、このヒアリング内容を基に仕様書及び構想図をご提出いたしました。最初は２０個のワークを吸着しピックアンドプレイスする仕様でしたが、打ち合わせが進むにつれお客様から、「もっと処理できる能力を増やせないかな」と更なるスペックアップのご要望。最終的には２０個の倍の４０個の処理能力を持つ専用装置をご提案いたしました。その設計技術と提案内容が認められ、受注となりました。Ｂ社様からは、「１０倍以上の時間短縮につながったよ」とお喜びの声をいただきました。