【大阪設備メンテナンス】クーリングタワー(冷却塔)のメンテナンス頻度は?油圧機器のトラブルもご相談を
【大阪】設備メンテナンスをお考えの方必見!クーリングタワー(冷却塔)のメンテナンス頻度を解説
設備メンテナンスでは、縁の下の力持ちともいえるクーリングタワー(冷却塔)のメンテナンスが大切です。特に開放式の場合は汚れやすいため、定期的に行う必要があります。こちらでは、クーリングタワー(冷却塔)のメンテナンスについて、また、油圧機器のトラブルと対処法について解説します。
クーリングタワー(冷却塔)のメンテナンス頻度とセルフメンテナンスについて
クーリングタワー(冷却塔)は、地域冷暖房設備である冷凍機やビル空調の冷却水を冷却するために用いられている装置です。室内の空調システムに必須な設備であり、24時間稼働していることも珍しくありません。特に、開放式のクーリングタワー(冷却塔)は常に水が空気に触れるため、配管などが汚れやすく定期的なメンテナンスが必要です。
メンテナンス頻度
クーリングタワー(冷却塔)の点検は、厚生労働省の建築物環境衛生管理基準として「使用期間中の1ヶ月以内ごとに1回」の頻度で汚れ状況の点検を行い、必要に応じて清掃や換水などを行うこととされています。
ただし、空調で快適な環境を保つためには、法的点検にとらわれずに異常を発見したら、その都度点検を行うことが望ましいとされています。
このことから、クーリングタワー(冷却塔)をベストコンディションに保つためには、1~3ヶ月に一度程度の自主点検が必要とされています。
クーリングタワー(冷却塔)は定期的にメンテナンスを行わないと、電気代が以前よりもかかるようになったり、細菌類が繁殖したりといった不都合が出てくることがあります。水質管理および機器の清掃管理などのメンテナンスを怠ると、部品が腐食・変色することも考えられます。
メンテナンスが必要なサイン
屋外に設置される開放式クーリングタワー(冷却塔)は、藻類が繁殖しやすい環境です。藻類によってストレーナが詰まってしまうと水温が高くなり、本来の働きをすることができません。
また、水槽のにごりも大きなチェックポイントです。藻や雑菌が繁殖し始めているのであれば、すぐに清掃を行わなければなりません。こまめに清掃を行わないと様々な雑菌が繁殖し、機器だけでなく健康に害を及ぼす恐れもあるからです。
クーリングタワー(冷却塔)は、セルフメンテナンスも可能です。ただし、故障や不具合を見逃さないように注意しなければなりません。心配な場合は業者に依頼する方が安心です。
自身で清掃できる箇所
水槽の濁りが気になるようであれば、まずは自分で清掃してみましょう。デッキブラシと高圧洗浄機があれば、上部水槽と下部水槽、さらにストレーナやボールタップ等の部品もきれいに保つことができます。
セルフ清掃の流れ
- クーリングタワー(冷却塔)の運転を停止
- ボールタップの補給水バルブを締める
- 排水バルブを開けて下部水槽の水を排出
- 角形水槽の場合であれば、上部水槽の汚れを取り除き、下部水槽、ストレーナと順に汚れを取り除く。丸型水槽の場合は、スプリンクラーの散水パイプの内部を高圧洗浄機で洗い流してから、下部水槽、次にストレーナの汚れを落とす。
プロの業者に依頼したほうがよいケース
自分で清掃をするには限度があり、プロの業者に作業を依頼したほうがよいケースもあります。例えば、送風機のVベルトに破損や劣化、摩耗が見られる場合には、プロの業者に依頼して部品を交換してもらうのが一番です。雑菌が繁殖している場合、清掃するだけでは不十分ですので、必ずプロの業者に清掃を依頼することが肝心です。
また、クーリングタワー(冷却塔)の充填材についても、素人が清掃を行うと目詰まりを起こして故障するリスクがあります。セルフメンテナンスだけでは清掃などが不十分になりがちなので、定期的に業者によるメンテナンスを組み合わせると安心です。
油圧機器のトラブルと対処法
油圧駆動装置(油圧ポンプ・油圧モーターなど)を構成する機器をまとめて「油圧機器」といいます。
油圧機器も使っていくうちに様々なトラブルが発生します。「油温の上昇」「異音」といった兆候・異変が見られたら、外部・内部で油漏れを起こしていたり、消耗品が破損していたりといったトラブルが考えられます。
また、劣化や汚れといった油の状態変化もトラブルの前兆です。何かしらの兆候が見られる場合は、メンテナンスが必要になります。
油圧機器のトラブルを解消するためには、パッキンや配管の交換、オーバーホールといった対策が有効です。どこから油が漏れているのか、どの部品が壊れているのかといった状況によっても対策方法は変わるため、専門業者に相談して適切な方法を提案してもらいましょう。
油圧機器は工場の様々な設備に用いられているため、トラブルが発生してしまうと生産に大きなダメージを与えてしまう可能性が高いです。さらに、比較的長持ちする油圧機器は、交換部品が生産中止になっているケースも多く、直るまでにかなりの時間がかかる場合があります。交換部品が手に入らず現行品を使用することになると、周辺機器の大幅な更新が必要になります。
定期的なメンテナンスはもちろん、異変があればできるだけ早く専門業者に相談することが大切です。
クーリングタワー(冷却塔)や油圧機器のメンテナンスは専門業者へ
クーリングタワー(冷却塔)のメンテナンスは、月に一度の清掃が目安です。ただし、水が濁っていたり異臭がしたりするような場合はその限りではありません。
清掃など自分でできるメンテナンスもありますが、故障や不具合を見逃す恐れもあるため、専門業者に任せた方が安心です。
また油圧機器周りでは、油漏れがひどい、油の温度が高くなりすぎる、といったトラブルも生じます。油圧機器のメンテナンスも、専門業者に任せたほうがよいでしょう。
目と手ドットコムでは、クーリングタワー(冷却塔)や油圧機器をはじめ、様々な工場設備や機器のメンテナンスに対応しています。大阪や兵庫を中心に、全国各地の工場からのご依頼を承りますので、まずはお気軽にご相談ください。
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