【兵庫工場メンテナンス】キュービクルの点検における重要性やトラブルによる波及事故
【兵庫】キュービクル(受配電設備)の点検における重要性と波及事故
兵庫を中心とした工場メンテナンスのご依頼なら、目と手ドットコムへお任せください。
旋盤や溶接機など工場内設備の点検も大切ですが、工場内に安定した電気を供給するキュービクル(受配電設備)の点検も重要です。設備に電力が届かないと工場の稼働自体に支障をきたすため、定期的なメンテナンスを行うようにしましょう。
キュービクル(受配電設備)の点検頻度やポイントについて
キュービクル(受配電設備)とは、発電所から送られてくる6600Vもの電流を、工場内で使用できるよう100Vや200Vの電圧に変換する機器を金属製の箱に納めた設備です。簡単にいうと、工場や施設、ホテルなど電力を多く使用するところに設置されている小型の変電所で、英語で立方体を意味する「キューブ」(Cube)からその名前がつきました。
電気契約では大規模施設や工場、ホテルなどの「高圧変電契約」と、一般家庭や小売店などの「低圧変電契約」があり、たくさんの電気を使う施設では、高い電圧のまま電気を受け取り、施設内で電圧を変換する必要があります。
キュービクル(受配電設備)の点検頻度やポイントは?
キュービクル(受配電設備)は、電気をたくさん使用する工場や施設などで必要になる設備です。現在では安全かつ安定して電気を供給するために、保安点検が法定点検となりました。このため、月に一度もしくは隔月ごとに点検をすることが法令で定められています。
キュービクル(受配電設備)に絶縁監視装置(遠隔監視装置)を取り付けている場合は安全性が高いと考えられ、保安点検は隔月ごとでも可能です。また年に一度、年次点検を行うことも義務付けられています。
毎月の点検では100V・200Vの回路に漏電がないか、機械の異常な温度上昇の有無、異臭や異音が発生していないかがチェックポイントになります。年次点検では工場内を停電させ、高圧部の絶縁の良否や、高圧ブレーカーの動作について点検します。
特に年次点検は重要で、怠ると高圧設備の絶縁不良に気が付かず、工場内だけではなく工場近隣一帯が停電しかねません。工場の損失だけではなく、近隣への損害賠償の責任を負うことになる場合もあるため、注意が必要です。
兵庫を拠点とする目と手ドットコムでは、キュービクル(受配電設備)の保安点検をはじめ、旋盤の点検や修理など様々なご依頼に対応いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。
キュービクル(受配電設備)のトラブルによる波及事故
波及事故とは、キュービクル(受配電設備)の事故で送電が停止し、同じ系列の配電線から受電している施設や工場、近隣の一般家庭なども巻き込んで停電してしまう事故のことです。電力会社は契約者一人ひとりに直接電気を供給しているのではなく、同系列の配線で1000人以上の契約者へ送電をしています。
一般家庭や小売店などの低圧変電の場合、波及事故の可能性は少ないのですが、高圧変電の場合は事故が起こると広範囲に影響が広がる可能性があります。停電が病院や交通機関のシステムなどに及ぶと、大事故に繋がるおそれもあります。
そうなると多額の賠償金を支払わなければなりません。工場のキュービクル(受配電設備)の不良で事故が発生した場合は、工場側が責任を負うことになります。
波及事故防止には点検が重要
波及事故を防ぐためには、キュービクル(受配電設備)を月に一度、絶縁監視装置(遠隔監視装置)を取り付けている場合は隔月に一度保安点検を行い、なおかつ年次点検を毎年行うことが大切です。
きちんと定められた保安点検を行うことで、不具合の早期発見ができ、劣化している部品を早めに交換してトラブルを防ぐことも可能です。
波及事故は工場だけではなく近隣にも被害が及び、企業のイメージダウンや、莫大な損害賠償の支払いに繋がる可能性もあります。そうならないためにも、定期的な工場メンテナンスは必ず行うようにしてください。
旋盤やキュービクル(受配電設備)などの工場メンテナンスはお任せ!
工場を安定して稼働させるために、どの設備に対してもメンテナンスは大切ですが、工場内へ電気を供給するキュービクル(受配電設備)の点検はより重要度が高いといえます。
なぜなら、キュービクル(受配電設備)が故障してしまうと、工場内だけの停電では済まず、近隣地域へも大きく影響する波及事故に繋がる可能性があるからです。
そうならないためにも、定期的な点検は必ず行うようにしましょう。
兵庫を中心とした工場でキュービクル(受配電設備)のメンテナンスを依頼するなら、兵庫を拠点とする目と手ドットコムへご相談ください。
目と手ドットコムでは、キュービクル(受配電設備)の保安点検をはじめ、旋盤の修理など様々なサービスをご提供しています。
兵庫を含む関西圏だけでなく、全国各地からのご依頼に対応いたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
旋盤トラブルの予備知識として、トラブルのよくある原因や調査・修復作業内容について紹介しているページもぜひお役立てください。
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