マネジメントメッセージ

マネジメント・メッセージ 2022年1月(5/5)

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車にひかれた方が、後続車に次々とひき逃げされるという事件があった。
これは発展途上国や後進国で起こった事件ではなく、今月頭に、この日本で起こった事件だ。
最初にひいた運転手はもちろん、後続車の運転手も含めて、計4人が逮捕された。
驚くなかれ、逮捕された後続車の運転手のひとりは、「みんなひいて走り去っているので、『いいかな』と思って私もそうしました」と供述した。「仕事で急いでいたので」と言う者もいた。「じぶんが最初にひいた訳でもないのに、じぶんがひき逃げで捕まるのがこわかった」と供述する者もいた。

テレビのコメンテーターのひとりが、「ひいてしまったら、助けなきゃ」とため息混じりに声を上げると、違うコメンテーターが、「何を考えているんだか。ひとをひいても罪に問われなかったら、このひとたち、逃げ出さずに助けたんですかね。今の時代、監視カメラで結局逮捕されるのに。こんなひとが4人もいるっていうのがショックです」とあきれ果てていた。「要するに、こういう何にも考えていないようなひとを取り締まるために、ある意味、刑法があるんですよ」と別のコメンテーターが返し、「逮捕された4人には、きちんと刑に服してもらいたいですね。被害者の方が、一日も早く回復されるのを念じております」とMCが締めていた。

逮捕された4人には、社会で生きているという自覚がなかった。不幸にも、逮捕されてはじめて、彼らは社会で生きていることを自覚したに違いない。
私たちは、このような事態に遭遇しなくても、社会で生きているという自覚を身につけていたいものだ。
会社も社会だ。社会とおなじように会社にもルールや罰則規程がある。お客様にも仕入先様にも、私たちの会社にも、ルールや罰則規程がある。
社会で生きていることを自覚し、社会や会社のルールを当たり前に守ることは、社会や自社で、縁ある会社と仕事をさせていただいている私たちの責務だ。