マネジメントメッセージ

マネジメント・メッセージ 2022年1月(4/5)

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来年2022年2月4日から、「五黄の寅」の星回りが始まる。既に今年12月頃より、私たちは「五黄の寅」の星回りの影響を受け始めている。 (アメリカの竜巻、オミクロン株、最近国内で頻発する震度4以上の地震、北新地放火事件、等々)
2022年の星回りは、壬寅・五黄土星(みずのえとら・ごおうどせい)だ。要注意すべき星回りとして、「五黄の寅」とも呼ばれている。
壬(みずのえ)は妊(はらむ)を語源として、冬の大地に潜み、来たるべき春を待ち、土中の種子がじっと発芽の時を待つ不安定な状態を意味する。寅(とら)は草木の芽が陽春の暖気に誘われて伸びていく様を表し、生命の始まりを意味する。このふたつを合わせる壬寅(みずのえとら)には、表面上は勢いよく見えるが脆弱で難しい問題を孕む様を表し、表面は綺麗でも内情は良くないという意味がある。
五黄土星は、物を生み出すにも死滅破壊させるにも強い影響を及ぼす星回りで、過去にはこの五黄土星の星回りの年に、社会的に見ると、第一次世界大戦勃発、五・一五事件(犬養首相が暗殺された事件)、太平洋戦争勃発、朝鮮戦争勃発、キング牧師暗殺、ロバート・ケネディ暗殺、チェルノブイリ原発事故、地下鉄サリン事件などがあった。自然災害も多く、関東大震災(死者9万人)、伊勢湾台風(死者5千人)、阪神・淡路大震災(死者6千人)、スマトラ沖大地震(死者12万人以上)、フィリピン台風(死者・不明7千人)などが起こった。
このように日本さらには世界をも一変させるような事象が起こる可能性が高い2022年は、「日頃からの対策を怠らないことが重要で、冷静かつ万事油断なく取り組むことが大切な年」と言える。
新規の事柄を行うことは大凶で、過去9年間のあいだに行って来たことを継続していくことが吉となる。つまり、過去9年間何も行って来なかった場合、何もしないことが吉となる。
また、五黄土星の星回りの年には、九星全ての星が自分自身の宮に帰る年となり、これは原点回帰の相で、「基本を大切に」「初心を忘るべからず」をキーワードに冷静に過ごすことが吉とされ、仏事、法要、墓参等で先祖に報恩感謝し、家庭内でも自我を抑えてコミュニケーションに努めることが招運の近道となる。
ラッキーカラーとしては、黄色系や山吹色系が主力色となって流行し、金、銀、白、黒、およびこれらの組み合わせ模様が求められる年でもある。
比較的好調そうな業種は、解体業・廃棄物処理業・汚物清掃業・発酵食品関係・土木建築業・リサイクル業・請負業・証券業・建設業・船舶業・造船業で、これら以外の業種はかなり悪いと思われる。

この「五黄の寅」の星回りに入ると、全ての生き物と全ての無生物が自分らしさを追求するあまり、それぞれの「我」が噴出し、世の中はざわつき争い事が絶えなくなり、少しの繁栄と大きな破滅が錯綜すると言われている。
自分らしさを追求するとは、例えば、マイペースなひとはさらにマイペースになり、効率よく働くひとはさらに効率よく働くようになる、ということだ。穏やかなひとはさらに穏やかになり、怒りっぽいひとはさらに怒りっぽくなり、処理的なひとはさらに処理的になり、誠意を大切にするひとはさらに誠意を大切にするようになる。車の運転でも、ゆっくり走るひとはさらにゆっくり走るようになり、せっかちなひとはさらにせっかちな運転になる。
私たちがそのまま「五黄の寅」の星回りに支配され冷静さを失ってしまうと、対応が遅すぎるだとか、のろのろするなだとか、そんなにせかすなだとか、こっちが正しいだとか、そっちが悪いだとか、誠意が感じられないだとか、道を譲る譲らないだとか、急に割り込まれるなど、揉めごとが止まないだろう。
しかし、私たちは来年が「我」が噴出する「五黄の寅」の星回りであることを知っている。だから「五黄の寅」対策を立てて、冷静な考動で、つまらないいざこざを回避する。他社が「我」の噴出によるつまらないいざこざに巻き込まれ気力や体力を消耗していようと、私たちは冷静に粛々と成長し続ける。
この「五黄の寅」の星回りに支配されずに、つまらないいざこざを回避するには、『他者との関係の質』をあげていくことが必要だと考える。私たちは『他者との関係の質』をあげることで、「我」の噴出によるつまらないいざこざを冷静に回避する。

私たちは2022年、「五黄の寅」対策として、『関係の質をあげる』ことに皆で取り組む。
社内における関係の質は、社長や役職者によってあげることが出来る。社外の関係各社どうしの関係の質は、私たち全員によってあげることが出来る。
『関係の質をあげる』ことで、私たちは常に周囲を見渡せる心の余裕と配慮、冷静な思考力を獲得し、この「五黄の寅」を乗り越えていくのだ。