マネジメントメッセージ

マネジメント・メッセージ 2026年5月(1/4)

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私たちの会社でも「役職とは部下の数」であることを共有しているが、それをより具体的指標に落とし込んでいるのがファーストリテイリングだ。

ファーストリテイリングでは、取締役が、「利益に50パーセント、部下の育成に50パーセント、自分の仕事時間を使うこと」をコミットしている。ちなみに役職者は、「利益に70パーセント、部下の育成に30パーセント、自分の仕事時間を使うこと」をコミットしている。
自分の仕事時間を部下の育成に使うには、計画が必要だ。つまり、ファーストリテイリングの取締役や役職者は、部下の育成に使う時間を自ら計画することを、会社に約束しているのである。

役職者は部下の育成に時間を使って初めて、部下が自分の部下の数になる。
部下の育成に時間を使っていない役職者は、違和感しか生み出さない。
役職者に対して部下の数が少なすぎると、なんか変なのだ。
昔、部下が一人しかいない次長職の男に、「なんか変だから、部下を2人だけだけど増やさせてもらいます」と伝えたところ、強硬に突っぱねられた。「じゃあ、明日から係長になってください」と通告すると、「それなら部下を2人ください」と言ってきた。

私は今のところ、時間の50パーセントを部下の育成に使わせてもらっている。それが出来なくなったら引退だ。
2026年のスローガンは、『人間関係の質を高めていく。』だ。
上席者と部下の「人間関係の質」とは、上司が自分の時間の何十パーセントを部下の育成に使っているかに比例する。
今後も時間の50パーセントをキープし、部下との「人間関係の質」を高め続けていく。