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社長とか役員とか、事業部長とか、部長、次長、課長になれば、ゴールテープを切って、あとはこれまで通りの仕事をしておけたのは、右肩上がりの時代、つまり仕事が沢山あって、仕事が勝手に部下を育ててくれていた昭和のバブル期までのお話だ。
平成も終わり令和の今では、つまり業界全体がシュリンクし、また、変化に対応しながら仕事を取りにいかなくてはならない今の時代、社長をはじめ役職者は、もう永遠にゴールテープなど切れない。部下の仕事を取るために、走り続けなければならないのが今の時代なのである。
だから役職者には、体力が絶対必要条件なのである。体力がなければ、その役職を降りなければならないのが、自然界の摂理なのである。
それはオーナー企業の社長であってもそうだ。部下の面倒を見るために夜遅くまで付き合えないなら、社長を降りる。朝から脂っこいものを食えないなら、社長を降りる。好奇心を失ったら、変化が嫌いなら、新しいことにチャレンジするのがめんどくさいなら、降りる。
数年前、大病を患った部長職の方が会社に復帰した際、部長職のまま雇用したことを後悔している。体力がない彼に、私は情と期待で、部長職を任せ続けてしまった。これは私の失敗だった。
平社員になってもらうとまではいかないまでも、課長代理や係長くらいにして、復帰してもらうべきだった。そうしたところで最初、彼は納得しなかったかも知れないが、時代は令和、役職者は部下の仕事を取るために走り続けなければならない時代に突入していたのである。
この失敗から学んだことは、体力がなくなれば、役職は降りなければならない、降さなければならない、このことに尽きる。役職者である限り、私は部下の面倒を見るために時には夜遅くまで付き合うし、新しいことに貪欲にチャレンジしていくのみなのである。