吉岡興業50周年特別企画 創業者の志

創業者が最年少参謀として参加した真珠湾攻撃から帰国直後の連合艦隊記念撮影

創業者の志 その四

「健康人の先駆者としてのエピソード」

ある時、社員の健康診断の結果の悪さに驚き、朝礼時に健康体操を始められ禁煙を奨励されました。それが後日、日本全国をビックリさせた禁煙手当の始まりです。その珍しさのためNHKのNC9、民放の11PM等で取り上げられ、新聞にも掲載され、全国に知れわたりました。NC9では創業者自らテレビに出演され禁煙手当について話されました。しかし、外部団体より自由侵害ではないかと抗議を受けたり、労働基準監督署からも問い合わせを受けたりもしたようです。(60代男性社員)

創業者は、喫煙されていましたが、ある社員の酒癖が悪く、代理店会に出席した時、周りに大変なご迷惑をお掛けしたことを知り、「私も大好きなタバコをやめるから、君は酒をやめなさい。」と言われたそうです。それ以降禁煙されていました。
(60代男性社員)

創業者のユニークな発想のひとつとして禁煙手当がある。タバコを吸うのには3分間かかり、1日に8本吸うとして1ヶ月でいくら、その時給分を計算すると基本給の1割ぐらい。それを禁煙手当として貰っていました。
(50代男性社員)

禁煙手当は、昨今の禁煙環境の先駆けだったと思う。
(50代男性社員)

禁煙手当は、創業者がタバコを吸っている社員の健康を思っての手当だったと思う。
(50代男性社員)

愛煙家の私の車には、決して乗車されなかった。
(50代男性社員)

子どもの頃、禁煙手当の取材を受ける創業者をテレビニュースで見て、すごいなぁと思いました。(副社長)

禁煙手当など、常に社員の健康を思いやる新しい発想は、本当に素晴らしいことだと思いました。(40代男性社員)

禁煙手当は、TV・雑誌等で全国的に報道され、創業者のユニークな発想を取材しに、よく会社にマスコミが訪れていました。
(50代男性社員)

お会いした事は一度もないのですが、人から聞いたエピソードとして“禁煙手当”が印象的です。現在では嫌煙権などという言葉も普遍的ですが、当時は分煙体制もしかれていない企業がほとんどの中、非喫煙者に手当を支給するというのは、画期的だったと思います。
(30代男性社員)

「入れ歯でなく、すべて自前の歯である。」と言われていた。前歯がすりへっていたと記憶している。前歯がすりへるなんて・・・。(50代男性社員)

朝の健康体操は、顔を指で押したり、耳を引っ張ったりとユニークな体操でした。創業者が考えられたとのこと。今思えば、ヨガとか、ツボとかを取り入れた、とても身体を気遣った体操だったと思います。今でも疲れた時、創業者体操をしています。(50代男性社員)

創業者 故吉岡忠一(昭和51年)

社員募集広告にも禁煙手当を載せていました。
(4,500円/月)

禁煙手当申請書に目を通す
創業者 故吉岡忠一

創業者 故吉岡忠一(昭和42年)