マネジメントメッセージ

マネジメント・メッセージ 2025年6月(5/5)

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お客様やパートナー様とご商売させていただく前、当たり前の話だが、信用調査をさせていただいている。
逆に、私たちも、必ず、お客様やパートナー様に、信用調査をしていただいているはずだ。
取引を開始したのは良いけれど、経営状態が良くなくなって、お互いに、無責任にも姿を消すようなことになってはならないからだ。
私たちも、お客様やパートナー様も、永続的にお付き合いできる先としか、怖くて商売することなどできない。
私たちの信用調査の基準は、上場会社であることと、上場会社でなければ帝国データバンクの評点がある基準以上であること、このふたつだ。
帝国データバンクの評点は、主に、財務状況によって決まる。
財務状況とは、現預金を持っているか否かの一点に尽きる。
財務状況は、信用そのものなのである。
私たちの会社は、決して大物ぶらず、上場会社か、上場会社でなければその会社の財務状況によってのみ、取引させていただくか否かを決定する。
過去、後に倒産する仕入先(この仕入先は、現預金を持っていなかった!)と仕事をし、その仕入先が忽然と姿を消し、しかも大物ぶって前払いしていたために、私たちの会社が倒産の危機に瀕したことがある。
その当時、大物ぶった張本人の取締役は、逃げるように会社を退社し(実際は、逃げるように、ではなく逃げた!)、こともあろうに会社を立ち上げ、私たちの会社のことを「あの会社は信用不安を起こしていますよ」などと吹聴し、私たちのお客様を奪っていった。
こんな踏んだり蹴ったりの記憶があるのだから、私たちが現預金を持たない先と10,000%取引しないことは、ご理解いただけると思う。