マネジメントメッセージ

マネジメント・メッセージ 2025年10月(1/6)

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他者から誉められたり感謝されたりするのは良いが、わたしがじぶんをじぶんで誉めだすと 、わたしの社会性が崩れだす。
じぶんに自信をもつことは素晴らしいことだが、わたし自身がそれを他者に吹聴しだすと、わたしの社会性が崩れだす。

例えば彼は、友達に車を借りて、その車で大事故を起こしてしまった。
友達が彼に、「でも、まあ、君が大怪我しなくてよかったよ」と言うのは良い。
しかし、彼がこのことを他者に、「友達も、オレが大怪我しなくてよかったと言ってくれているんだ」と話しているようでは、彼の社会性はぶっ壊れている。
他者が言うのは良いが、彼がじぶんで言ってしまうと、社会性が欠如しているように聞こえてしまうのだ。

このような違和感に気づけないようでは、わたしは自らの社会性を、知らぬまに崩し続けていくだろう。
そして、この違和感に気づいた周りは、間違いなくわたしのことを、もう滅多に、誉めたりしなくなるだろう。
わたしに感謝の言葉もかけなくなるだろう。