マネジメントメッセージ

マネジメント・メッセージ 2022年4月(1/6)

マネジメント・メッセージ 一覧へ

東急ハンズがカインズに買収された。30年前、東急ハンズやロフトは若者で大盛況だった。
誰もがもはや知るように、東急ハンズはネットに負けたのだ。
CDが出てレコードが負けたように。デジタルカメラが出てフィルムカメラが負けたように。スマホが出てCDが負け、オーディオ機器が負け、デジタルカメラが負けたように。ユーチューブやネトフリにテレビやラジオがいま負けつつあるように。

私たちの会社は、物販をひとがする仕事ではなくなることを予測し、物販をやめた。
物販がひとがする仕事でなくなるというのは、やがて工作機械にまで及んでいくだろう。
B2Cでは、ディスカウントされたスーパーハイブランド品やクルマや家といった高額商品が、ネットで購入されはじめているように。

物販をやめた私たちは、工事メンテナンスに進出した。
これは簡単なことではなかった。
国家資格にチャレンジし合格し、ソリューションサイトをつくり、リーフレットをつくり、ロープレで訓練し、お客様を増やし、パートナーを増やし、工事にすべて立ち会う体制を整え、それらに全社員で取り組んだ。
パンデミックの影響を受けたお客様からの受注激減で苦しんでいるが、お客様を増やし、パートナーを増やし、商社として至極全うなことを当たり前にし続けられている日常に、ただただ感謝の毎日だ。
変化に対して素直に潔く前向きに取り組んでくれている社員に対しても、しみじみと感謝している毎日だ。