私たちの会社では、仕事が出来ないくらいのことで、退職に追い込むことはしない。
私たちの理念に共感出来ないのであれば、話は別だが。

先日受講した講義に、『生きているということは、誰かに借りをつくることであり、その誰かに借りを返していくということだ』とあった。
私たちの会社は、まさにこれを地でいっている。

私たちのなかに、「ひとに迷惑をかけたい」と思っているひとなどいない。逆に私たちは、「ひとにお役立ちし、よろこばれ、出来れば感謝されたい」と思っているぐらいだ。
しかしながら、ひとには欠点がある。欠点が他のひとにくらべてかなり多いひともいる。しかもその欠点が、是正出来るようなものではない場合もある。

私たちはだれもが、一人では生きていけないから、会社で働いている。
一人では生きていけないことなんて百も承知の私たちだから、だれかの欠点は仲間がヘルプする。
そのだれかはヘルプしてくれる仲間（ヘルパー）に素直に感謝し、自分の得意分野で仲間に報恩していく。

これはきれいごとでもなんでもない。
そう、まさに、『生きているということは、誰かに借りをつくることであり、その誰かに借りを返していくということだ』を地でいっているのが、私たちなのだ。