マネジメントメッセージ

マネジメント・メッセージ 2020年5月(2/3)

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私たちは日々、まったく論理的ではない自身の思考に洗脳され続けている。
その理由として、私たち人間があまりに自己中心的すぎて自身のこととなるとあまり客観的ではないことと、もうひとつ、真因というものは色々なものに覆い隠されていることがあげられる。

たとえば、「緊急の用を申し付けられたら即座に片付ける。そういうことを何度か繰り返すと、信用されて色々声をかけてもらえるようになる」というような自己洗脳をしてしまっているひとがいる。
しかし、緊急の用を即座に片付けることより、緊急の用を申し付けられるようになることのほうが、実はよっぽど重要なことだ。
緊急の用を申し付けられる方法はただ一つ。
それは普段から、相手からなにかを承ったら、それが片付くまで、相手にこまめに素早くなんども途中経過報告を繰り返すことだ。
途中経過報告を繰り返すたびに、相手は安心感をもって評価してくれる。途中経過報告がないと、相手は超能力者でもない限り、こちらがやっているかやっていないかがさっぱり分からないために、こちらに不安感や苛立ちしか感じてくれない。