マネジメントメッセージ

マネジメント・メッセージ 2019年6月(1/3)

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嫌なことがあればすぐに気持ちはふさぐし、寒いのに薄着で過ごしていると簡単に風邪などこじらせてしまう。
内的や外的なことに、私たちの心や体は敏感に反応する。
なのに、いったん決意をしたぐらいでは、私たちはじぶんの生き方というものを、なかなか変えられないのは何故だろう。

「他人事ではなく自分事として取り組もう」、「後回しせずに最初から全力で事に当たろう」、「前向きに、そう口に出すだけでなく本当に前向きに、物事を捉えよう」、「どんなことがあろうと他者には優しく接しよう」、私たちはよくこんなことを真剣に考え、決意し、行動に移す。
しかし行動に移してはみたものの、長続きしなくて挫折してしまう。
私たちの決意はいつも、簡単に敗北してしまうのだ。
私たちの決意とは、これほどまでに弱いものなのか。

否、決してそんなことはない。私たちの決意は決して弱くはない。相手がとんでもなく強いだけだ。
私たちがじぶんの生き方を変えようとしてした決意の相手とは、じぶんのこころぐせだ。
たった今じぶんの生き方を変えようとしてした決意と比べたら、じぶんのこころぐせの歴史のなんと長いことか!
私たちはじぶんのこころぐせの歴史というものに、敗北しているだけだ。
だから、私たちがじぶんの生き方を変えようとするなら、私たちはそう決意し、その決意についての歴史を急造しなければならない。
急造した決意についての歴史を新興勢力として、こころぐせの歴史軍団と戦っていく。このイメージだ。
このイメージで、私たちはこころぐせの歴史という強敵と戦い、勝つのだ。つまり、じぶんの生き方を変えるのだ。