マネジメントメッセージ

マネジメント・メッセージ 2016年3月(2/2)

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会社からの指示を転送するようなリーダーは、リーダーの自覚がない。指示を転送するぐらいなら、新入社員でも出来るからだ。
会社からの指示をプリントアウトして部下に見せながら伝えるようなリーダーは、上司の自覚がない。プリントアウトして見せながら伝えるぐらいなら、日本語が読めれば通りがかりのひとだって出来るからだ。

リーダーの仕事とは、<会社の思い>を部下を使って実現することだ。転送したりプリントアウトして伝えても、肝心要の<会社の思い>が部下に伝わることはない。
<思い>というものは目に見えない。目に見えないことを伝えるには、目に見えないものを使って伝えるのが自然界のやり方だ。
そのやり方は簡単だ。<声>を使って伝えるのだ。<声>は目に見えない。目に見えない<思い>は、目に見えない<声>で伝えるのだ。

私たちの会社には、クラウドを利用し共有化されたデータベースを使ってコミュニケーションがとれる社内インフラが整う。
この社内インフラは、リーダーと部下との間のコミュニケーションを即時化し時間短縮することが目的であって、<声>なきコミュニケーションを推奨するものではない。それどころか、この社内インフラを使って私たちは、ますます<声>ありきのコミュニケーションを活性化させる。
この<会社の思い>を、私たちは努々忘れるようなことがあってはならない。