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社員がその仕事をどれだけ苦手とするのかを、見極めなければならない時代になっている。
たとえ彼に、その仕事を外されたくないという意思があろうと、そこで会社は大物ぶってはならない。心配性の小物でなければならない。
会社がチャレンジすべきこととは、彼が苦手としない仕事を創り出すことのみなのである。
彼が苦手としない仕事を創り出すのは簡単なことではない。
そのために、一人では生きていけないから会社で働いているという事実を、社員全員がお腹に落とすまで、会社は事あるごとに社員全員に説き続ける。
彼が苦手としない仕事の価値を社員全員に知らしめるために、社員全員の意識を真っ当なものに変えていく。
社員に苦手なことがあれば、彼にそれをさせてはならない。チャレンジさせてはならない。
そういう時代なのだ。
苦手なことにチャレンジする彼も辛いだろうし、周りも辛い。会社も辛い。
彼がたとえその仕事から外れたくなくても、私たちの会社では、彼にその苦手な仕事にチャレンジさせるようなことをしない。
以下のようなメールがパワハラ認定される時代なのだ。
「二社しか担当のないあなたが、手を抜いてはなりません」
「あなたが何もしないのはどうしてでしょうか? 少しは勉強してみては如何でしょうか?」
「あなたにも後輩が出来ました。追い越されないようによく考えてください」
「ナマケモノの態度を改めなければ、あなたを必要とする理由が見当たりません。猛省してください」
苦手なことにチャレンジさせる時代は終わったのである。
教育中、「あ、このひと、これ苦手そうだな」と判断したら、たとえ本人にやる気があったとしても、それにチャレンジさせてはならない。
たとえ彼に、その仕事を外されたくないという意思があろうと、そこで会社は大物ぶってはならない。心配性の小物でなければならない。
会社がチャレンジすべきこととは、彼が苦手としない仕事を創り出すことのみなのである。