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承認欲求を満たし合ってゆく
人は他者から存在を認められることで、自ら進んで成長をしていこうとする。例えば、自分の机の上を綺麗にして他者の机に自分の資料がなだれ込むことがなければ、それはそのまま他者の存在を認め他者に敬意を払っていることになり、他者は自ら進んで成長していこうとする。他者の存在を認め他者に敬意を払っていけば、他者の承認欲求を満たすことになり相乗効果で、他者も自分もさらに成長していこうとするのである。
部下指導の際、部下の認めるべきところを見つけ出し口に出して認めてあげることは、部下に成長して貰うためにはとても大切なことだ。部下を認めてあげることで、部下に自ら進んで成長していこうと思って貰いたいからである。しかし、ここで私たち上司が気を付けておかねばならないことは、「認めておしまい」としないことだ。それでは部下は成長しない。「よくやったね。うん、これが出来るようになったら、次はこれだね」と、次の目標へと部下を導いてあげることを、私たち上司は忘れてはならない。