途中経過報告を心がけているひとは、他者をもやもやさせることがない。だから、途中経過報告ができるひとは、他者に好かれる。他者に好かれれば、仕事は勝手に舞い込んで来る。営業会社で働いているなら、それが営業冥利というものだ。

あ、そこまでやってくれているんだ、ありがとう。途中経過報告をしていれば、他者からはねぎらいの言葉がもらえる。他者にお役立ちしている実感を得られる。営業会社で働いているなら、他者にお役立ちできている実感ほど最高なものはない。

忘れるということに打ち克つには、途中経過報告をこまめにしていくことが一番だ。いちいち途中経過報告することを心がけているだけで、マイペースにならないで済む。マイペースに陥ったが最後、ひとはやり忘れてしまったり、思い出したとしてもしれっと事を済ませようとして、他者からは不信感をもたれていく。

途中経過報告とは一種の才能だ。途中経過報告ができないひとができるようになるなんてことはありそうでない。途中経過報告できないひとは途中経過報告できるひとを手伝っていく。それで世の中まるくおさまるのだと思っている。それでいいのだと確信している。