マネジメントメッセージ

マネジメント・メッセージ 2021年5月(9/9)

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ナガレモノブランドの商談は、お客様の課題を、商談という名のレールに乗せることから始まる。
レールに乗せてしまうと、メーカーと私たちが定期的に商談し、テストや検証を行い、価格はお客様の予算や競合メーカーとの兼ね合いで決まっていく。
ナガレモノブランドの商談は、種を撒いて水や光を与えればそこで育ち、それを収穫していく農耕システムによく似ている。

一方、設備や工事やメンテ、FAなどのエンジニアリング商談は、ナガレモノブランドの商談のような農耕システム的なものではなく、狩猟システム的なものだと言える。
エンジニアリング商談は、お客様の課題を掴んだらそれにロックオンし、現地調査やヒアリングを経て仕様を決めていき、商談にまで高めていく。
価格は商談のなかで、仕様やお客様の予算や競合メーカーとの兼ね合いで決まっていく。

ナガレモノブランドの商談をした直後にエンジニアリング商談をするには、頭のなかをいったん、農耕システム的なものから狩猟システム的なものに切り替えなくてはならない。逆もまた然り。
実は、この頭のなかの切り替えがかなりしんどい。吐き気がするほどしんどい。
頭のなかの切り替えがうまくいかないときは、以下のことを意識して欲しい。

①.頭のなかを、農耕システム的なものから狩猟システム的なものに切り替えることを意識する。
②.頭のなかを、狩猟システム的なものから農耕システム的なものに切り替えることを意識する。
③.じぶんがどちらかと言えば農耕システム的なのか、狩猟システム的なのかを把握しておく。
④.頭のなかの切り替えは運転中に行うのがベター。長距離運転中に行うのがベスト。
⑤.エンジニアリング商談は、ナガレモノブランドの商談の無いお客様で行うのがベスト。

以上のことを意識するだけで、頭のなかの切り替えも、少しは楽になるだろう。