新聞を毎日読むと、社会的情緒が身に付く。
社会的情緒は新聞を読むことでしか身に付かない。
社会的情緒が身に付くと、それがDNAに組み込まれて、生物として魅力が増すように思う。
特にそれは、35歳以降に顕著だ。

筋肉の40%がたんぱく質で出来ているように、脳の15%もたんぱく質で出来ているからだろうか。
筋肉質のひとがわりともてはやされるように、社会的情緒を持つひとももてはやされる。少なくとも他者に軽んじられることはない。
Yahoo!ニュースレベルの教養しか持ち合わせていないようなひとと話していると、実際、彼の社会的情緒の薄さにこちら側が気を使ってしまう。

経営者はいくらでも働ける。だから土日もなく働いていると、1.4倍の量の仕事ができる。
他社の経営者がボーっとしたりゴルフに興じてくれていたら、彼らより1.4倍遠くまで行ける。理想に近づける。
これとおなじ発想で、新聞を読んでいるひとと読まないひととでは、その日々の積み重ねによって、社会的情緒は、恐ろしいほどの差がつく。