マネジメントメッセージ

マネジメント・メッセージ 2020年12月(1/5)

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私たちは大人のビジネスマンだ。
誤魔化したり、嘘をついたり、適当なことをする不誠実な仕入先様に、頼みごとをするような大人のビジネスマンはいない。
おなじように、そんな私たちであったら、つまり、誤魔化したり、嘘をついたり、適当なことをする不誠実な私たちであったら、私たちを使ってくださるようなお客様はいない。
お客様もまた、大人のビジネスマンだからだ。

ところがひとは、誰しも自らのことを、誤魔化したり嘘をついたり適当なことをする不誠実な人間だとは思っていない。
ひとには、自己正当化しようとするつまらない心癖が、根強くあるからだ。
しかし私たちは、そのつまらない心癖を、正してくれる存在を持っている。その存在とは、お客様のことだ。

現実世界で、評価はいつも、じぶんではなくて他者がする。これを受け入れられないひとは、40歳のおじさんであろうと4歳のお子さまだ。
お客様からくだされた私たちへの評価が私たちの意にそわないものであろうと、受け入れずに素通りしたり、受け入れずに開き直ってお客様や他を責めているようでは、もはや私たちに成長はない。

他者が、お客様が、私たちに異を唱えるならば、それが私たちがいま取り組むべき課題なのだ。
私たちがいま取り組むべき課題に取り組まずに、自己正当化に躍起になって他者やお客様を責め、不誠実なことを続けているようでは、私たちは私たちの成長の機会を失うだけだ。

大人のビジネスマンなら、お客様が私たちに異を唱えたならば受け入れ、謝る。
つまらない自己正当化に時間を割かずに、開き直った挙げ句に妙な意地悪ごころで愚痴らずに、それがいま取り組むべき課題だと信じて取り組む。
そうすれば私たち大人のビジネスマンの成長は、とどまることがない、そう信じる。