マネジメントメッセージ

マネジメント・メッセージ 2013年4月

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私たちは、『対話』を重視している。
『対話』の目的とは、<縦のつながり、横のつながり、そのつながりを深く強くしてゆくこと>だ。

なぜ、『対話』を重視しているのか?
それは私たちが、<ひとりでは生きてゆけないから会社で働いている>ことを、この原点を忘れないためだ。
会社で働く人間が、この原点を忘れ、都合のいいときだけ機嫌良く働き、都合が悪ければ個人を主張しているようでは、会社は内部に矛盾を孕んでベクトルをひとつに合わせることが難しくなるだろう。

私たちはひとりでは生きてゆけないから会社という人間の集合体で働いている。
ならば、仲間に興味を持ち、お互いにお節介になり、お互いのちがいを承認し、励ましあい、褒めあい、叱咤しあい、一喜一憂し、それを楽しみとしてゆくことは、私たちの義務だ。

『対話』の目的、<縦のつながり、横のつながり、そのつながりを深く強くしてゆくこと>を実現するにあたって大切なことがひとつある。
それは、『対話』の際には、必ず<成長のテーマ>を設定しておくということだ。

たとえば拡販の進捗について『対話』したとしよう。
今何個売れたか?というようなことは<成長のテーマ>ではない。
売れたひとは何処に如何に働きかけて売れたのか?
売れていないひとは何処に如何に働きかけてうまくいっていないのか?
それをチームで共有し褒めあい励ましあってもらいたい。
たとえば商談件数について『対話』したとしよう。
今商談が何件あるのか?というようなことは<成長のテーマ>ではない。
商談を多く持っているひとは、何処に如何に働きかけて商談を増やしていったのか?
商談件数が少ないひとは、何処に如何に働きかけてうまくいっていないのか?
それをチームで共有し褒めあい励ましあってもらいたい。

『対話』のための『対話』をするのではなく、<成長のテーマ>が設定された『対話』をし、是非とも<縦のつながり、横のつながり、そのつながりを深く強くしてゆくこと>を実現してもらいたい。

さいごに、『対話』の際、自分の出来ていないことを披瀝するのが嫌なひとに伝えたい。

「それは、あなた、あなたの我が儘ですよ。ひとりでは生きてゆけないから会社で働いているんでしょ。なら、仲間に興味を持ち、お互いにお節介になり、お互いのちがいを承認し、励ましあい、褒めあい、叱咤しあい、一喜一憂し、それを楽しみとしてゆくことは、私たちの義務ですよ。」